鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の燃焼安全装置に関するAからDまでの記述で、法令上、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 燃焼安全装置とは、異常消火又は燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的にこれを検出し、直ちに燃料の供給を遮断することができる装置をいう。
B 燃焼安全装置は、燃焼に先立って火炎の誤検出がある場合に、直ちに火炎の検出を停止する機能を有するものでなければならない。
C 燃焼安全装置は、作動用動力源が復帰した場合には、自動的に燃料供給の遮断が解除されるものでなければならない。
D 自動点火式ボイラーの燃焼安全装置は、点火しても火炎の検出ができない場合には、燃料の供給を自動的に遮断するものであって、手動による操作をしない限り再起動できないものでなければならない。
正答3
解説
正解は3です。
ボイラー構造規格第85条に定める燃焼安全装置の要件を、A~Dの記述から判断する問題です。
【記述別解説】
A:○ ボイラー構造規格第85条第1項のとおりです。
燃焼安全装置は、異常消火または燃焼用空気の異常な供給停止が起こったときに、自動的に検出して直ちに燃料の供給を遮断する装置です。
B:× 第85条第4項は、燃焼に先立って火炎の誤検出がある場合に、燃焼を開始させない機能を求めています。
「火炎の検出を停止する」機能ではありません。
C:× 第85条第2項第2号は、作動用動力源が断たれている場合や復帰した場合に、自動的に遮断が解除されるものでないことを求めています。
復帰で自動的に解除されるのは、規定と正反対です。
D:○ 第85条第3項のとおりです。
自動点火式ボイラーの燃焼安全装置は、点火しても火炎を検出できないときに燃料を自動的に遮断し、手動操作をしない限り再起動できないものでなければなりません。
正しい記述はAとDなので、組合せは3になります。
【選択肢別解説】
1:× Bは誤検出時の機能を「火炎の検出を停止する」としている点が誤りです。
2:× Cは動力源の復帰で遮断が自動解除されるとしている点が誤りです。
3:○ 正しい記述AとDだけを挙げています。
4:× BとCはどちらも誤りです。
5:× 誤ったBを含み、正しいAが抜けています。
【ポイント】
燃焼安全装置は、動力源が断たれたら直ちに燃料を遮断し、復帰しても自動では解除されないことが要件です。
点火失敗時は手動操作をしない限り再起動できないこと、誤検出時は燃焼を開始させないことも押さえましょう。