正答2
解説
正解は2です。
ボイラーに使われる鋳鉄・鋳鋼・炭素鋼・銅合金・合金鋼の性質と用途を問う問題です。
炭素量や添加元素によって、加工性・強度・用途が変わります。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
鋳鉄は炭素を2.5〜4%程度含む鉄・炭素合金です。
溶融点が低く流動性が良いので複雑な形状の鋳物にできますが、もろいため鍛造や圧延はできません。
2:○ 誤りです。
記述は鋳鉄と鋳鋼が入れ替わっています。
鋳鉄は鋳鋼より強度が低いので、鋳鋼で強度が足りない部品に鋳鉄を使うことはありません。
正しくは「鋳鋼は、機械加工が困難で、鋳鉄では強度が不足する部品に使用される」です。
鋳鋼は複雑な形状を鋳造で作れるうえ、鋳鉄より炭素が少なく強度とねばりがあるため、バルブ本体などに使われます。
3:× 記述は正しいです。
炭素量が多い鋼は硬くなり、溶接や加工で割れが生じやすくなります。
そのため、ボイラーには炭素量0.1〜0.3%程度の軟鋼が主に使われます。
4:× 記述は正しいです。
黄銅は銅と亜鉛、青銅は銅とすずの合金です。
青銅は鋳造しやすく耐食性も良いため、バルブやコックに使われます。
5:× 記述は正しいです。
合金鋼は、炭素鋼にクロム、ニッケル、モリブデンなどを加えて強度や耐食性を高めた鋼です。
高温部に使われる合金鋼として、モリブデン鋼やクロムモリブデン鋼があります。
【ポイント】
「鋳鉄は鋳造向きだが鍛造・圧延は不可」「鋳鉄で強度不足なら鋳鋼」と対で覚えましょう。
ボイラーの主材料は、炭素量0.1〜0.3%程度の軟鋼です。