正答3
解説
正解は3です。
熱と蒸気の基本用語の定義を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
飽和水の蒸発熱(潜熱)は、圧力が高くなるほど小さくなります。
臨界圧力に達すると、水と蒸気の区別がなくなり蒸発熱はゼロになります。
2:× 正しい記述です。
過熱蒸気は、飽和蒸気をさらに加熱して飽和温度より高温にした蒸気です。
過熱蒸気の温度と同じ圧力の飽和温度との差を過熱度といいます。
3:○ 誤った記述です。
換算蒸発量は、最高使用圧力のときの蒸発量に換算したものではありません。
実際の蒸発量を、100℃の飽和水を100℃の乾き飽和蒸気にする場合の蒸発量に換算したものです。
換算には、大気圧下の蒸発熱2257kJ/kgを用います。
4:× 正しい記述です。
高温流体から固体壁へ、壁の中を、壁から低温流体へと熱が伝わります。
この一連の熱移動を熱通過(熱貫流)といいます。
5:× 正しい記述です。
1kWhは1kWの仕事を3600秒続けた量です。
したがって1kWh=1kJ/s×3600s=3600kJ=3.6MJとなります。
【ポイント】
換算蒸発量は「100℃の水を100℃の蒸気にする基準」に揃えて、ボイラーの能力を比べるための値です。
蒸発熱は高圧ほど小さく、臨界点でゼロになることもあわせて覚えましょう。