正答4
解説
正解は4です。
単純軟化法(イオン交換樹脂で硬度成分を除く処理)を問う問題です。
軟化の原理、貫流点、樹脂の再生方法が論点です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は正しいです。
単純軟化法では、硬度成分であるカルシウムとマグネシウムを除去できます。
2:× 記述は正しいです。
軟化装置は、強酸性陽イオン交換樹脂を充填したNa塔に水を通します。
水中のカルシウムやマグネシウムが、樹脂のナトリウムと置き換えられて除かれます。
3:× 記述は正しいです。
樹脂の交換能力が尽きてくると、処理水の残留硬度は貫流点を超えたところで急に増えます。
貫流点に達したら樹脂を再生します。
4:○ 誤りです。
再生は逆洗と水洗の2工程だけでは行えません。
逆洗のあとに食塩水を通して樹脂にナトリウムを戻す工程があり、そのあと押出しと水洗を行います。
5:× 記述は正しいです。
樹脂は鉄分などで汚染されると交換能力が落ちます。
1年に1回程度は汚染状況を調べ、洗浄や補充を行います。
【ポイント】
再生の要は「食塩水(塩化ナトリウム水溶液)を通すこと」です。
単純軟化法では硬度成分は除けますが、シリカや溶存気体は除けない点も覚えておきましょう。