循環器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 左心室が収縮したときの血圧を収縮期血圧という。
b 下肢の動脈には、ところどころに弁がある。
c リンパ管は、鎖骨下付近で大動脈に合流する。
d 門脈(肝門脈)は、消化管などの毛細血管と肝臓の毛細血管を結ぶ血管である。
正答4
解説
正解は4です。
血圧、血管、リンパ管、門脈など、循環器系のしくみを問う問題です。
【記述別解説】
a:○ 左心室が収縮して大動脈に血液を送り出すときの血圧を、収縮期血圧(最高血圧)といいます。
心室が拡張しているときの血圧は拡張期血圧(最低血圧)です。
b:× 下肢でところどころに弁があるのは、動脈ではなく静脈です。
静脈の弁は、重力に逆らって心臓へ戻る血液の逆流を防ぎます。
c:× リンパ管は、大動脈ではなく静脈に合流します。
全身のリンパは胸管などに集まり、鎖骨下付近の静脈角(内頸静脈と鎖骨下静脈の合流部)で静脈に注ぎます。
d:○ 門脈は、胃や腸などの消化管や脾臓の毛細血管から血液を集め、肝臓に入って再び毛細血管に分かれる血管です。
消化管で吸収した栄養素を肝臓に届けます。
【選択肢別解説】
1:× bが誤りです。
2:× bとcはどちらも誤りです。
3:× cが誤りです。
4:○ 正しい記述aとdの組合せです。
【ポイント】
弁があるのは静脈とリンパ管で、動脈には心臓の出口を除いて弁がありません。
門脈は「毛細血管と毛細血管の間にはさまれた血管」という点が特徴です。